肛門外科
肛門外科のご案内
当院では、*痔（じ）をはじめとする肛門疾患の診療と治療*にも力を入れています。
「おしりの悩み」は人に相談しづらいものですが、成人の約半数が何らかの症状を経験しているといわれるほど、実は非常に身近な病気です。
3つのタイプ
痔には主に3つのタイプがあります。
痔核（いぼ痔）
裂肛（切れ痔）
痔ろう（あな痔）
それぞれ原因や症状、治療方法が異なります。
症状がある場合は我慢せず、早めの受診をおすすめします。
痔核（いぼ痔）について症状の例
☑排便のあとに出血がみられる
（※大腸の病気が隠れている場合もあるため、一度大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします）
☑排便してもすっきりしない
☑肛門のまわりにイボのようなふくらみがある
☑おしりに違和感や重だるさを感じる
病気の概要
痔核
肛門の血管がうっ血してふくらみ、イボのように腫れた状態をいいます。発生する場所によって「内痔核」と「外痔核」に分かれます。
内痔核
肛門の奥（直腸側）にある静脈の集まりが、排便時のいきみや長時間の座位などで膨らみ、イボ状になるものです。出血は多いものの、痛みはあまり感じないことが多いです。
外痔核
肛門の出口付近で血栓ができ、急に腫れて痛みを伴うタイプです。排便時や座ったときに強い痛みを感じることがあります。
裂肛（切れ痔）について症状の例
☑排便のときに鋭い痛みがある
☑排便後もヒリヒリとした痛みが続く
☑トイレットペーパーに血がつく
☑便に鮮やかな赤い血が混ざる
☑便が細くなった
病気の概要
裂肛とは、肛門の皮膚が裂けてしまう状態です。 硬い便を無理に出したり、便秘を繰り返すことで発症することが多く、特に女性に多く見られます。初期であれば、便通の改善や薬による治療でよくなるケースがほとんどです。 症状を放置すると、傷が慢性化して治りにくくなるため、早期治療が大切です。
痔ろう（あな痔）について症状の例
☑肛門のまわりから膿が出る
☑おしりにしこりや痛みがある
☑長期間、違和感や分泌が続く
病気の概要
痔ろうは、肛門の内部にできた小さな感染（肛門腺炎）が悪化し、膿が外へ抜ける通り道（トンネル状の管）ができた状態です。
痛みや発熱を伴うことがあり、自然治癒はほとんど期待できません。
根本的に治すには、膿の通路を取り除く外科的手術が必要です。
再発を防ぐためにも、早めの受診と適切な治療が重要です。
肛門疾患は早めの受診が大切です
おしりの病気は「恥ずかしい」「たいしたことない」と思って放置されがちですが、痔の症状の裏に*大腸ポリープやがんなどの疾患*が隠れていることもあります。
出血や痛み、違和感がある場合は、早期に検査・治療を受けることで症状を軽く済ませることができます。
当院の特徴
- 1 経験豊富な医師による丁寧な診察
- 2 症状に応じた治療
- 3 日帰り手術
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